こんにちは、みずまわりです。今回は、最近私が試みている神経叢(エネルギーセンター)へのアプローチについてお話しします。この方法では、姿勢と呼吸を意識的に整えることで、体内のエネルギーの流れをスムーズにし、深いリラクゼーションと集中状態を促進することを目指しています。


姿勢の基本と神経叢へのアプローチの流れ

神経叢へのアプローチにおいて、まずは姿勢を整えることが重要です。正しい姿勢は、神経叢への意識をより効果的に届け、内面の静寂を深めるための基盤となります。

1. 頸椎の位置調整:頭をまっすぐに保つ

多くの人が無意識のうちに首が前に出ているため、頭をやや後ろに引き、頸椎を体のラインに沿わせるよう意識します。顎をわずかに引き、首の後ろがまっすぐになるように調整すると、頭から体にかけてのエネルギーの流れが整います。これにより、上半身が安定し、神経叢に意識が集中しやすくなります。

2. みぞおちを前に向ける:上半身の解放感と呼吸の安定

みぞおちを軽く前に突き出すように意識することで、胸部と腹部が開かれ、深い呼吸が可能になります。この姿勢を取ると、体の中心が安定し、呼吸に合わせて胸が開きやすくなります。これにより、胸や腹の神経叢に自然に意識が向けられ、リラックスと集中が深まります。

3. 会陰とお尻の位置調整:地に根を下ろす安定感

座るときは、会陰(骨盤底)がしっかりと地面に接触するように座ります。尾てい骨を立てるような感覚で、お尻の重心を意識し、骨盤の安定感を感じましょう。この姿勢は下半身の安定を支え、体全体に根付いたような感覚をもたらします。会陰に意識を向けることで、身体の基盤が整い、内的な落ち着きが増します。


神経叢への意識の向け方と呼吸の流れ

姿勢が整ったら、呼吸を通じて神経叢に意識を巡らせていきます。各エネルギーセンターに焦点を当て、それぞれの部位で異なる感覚や変化を感じ取ります。

4. 目の奥への集中:内なる静けさの拡大

目の奥に意識を置くことで、頭の内側全体に穏やかな圧力が広がります。外界の刺激に影響されず、内面に深く集中することができるようになり、静寂と集中が増していきます。このとき、「見る」という感覚ではなく、ただ「感じる」ことを意識してください。内なる視点が広がり、雑念が消えていきます。

5. 喉の奥(軟口蓋)へのアプローチ:滑らかな呼吸とエネルギーの流れ

喉の奥、特に軟口蓋に意識を向けることで、呼吸の流れがさらにスムーズになります。ここをリラックスさせることで、息を吸う際の抵抗が減り、エネルギーの流れが自然に促進されます。呼吸とともに、喉の奥から胸、腹へとエネルギーがスムーズに流れる感覚を感じましょう。

6. 胸への意識:感情の穏やかさと開放感

胸の中心に注意を向け、呼吸のリズムに合わせてエネルギーが広がっていくのを感じ取ります。胸部の神経叢に意識を向けることで、感情が落ち着き、穏やかで開放的な感覚が広がります。心臓の奥にある静かな感覚に焦点を当てると、内なる安定とリラックスが増し、落ち着いた状態へと導かれます。

7. 腹部と丹田への集中:深い安定感と力強さ