PNSEの旅において、「レイヤー4」は最も深遠で、存在そのものが経験される層です。このレイヤーは「分かたれない現実」として知られ、自己や他者、内と外といった二元的な認識を超えた体験をもたらします。レイヤー4は、場所4以降で完全にアクセス可能になり、従来の「体験」とも言えない、言葉を超えた領域に到達します。

レイヤー4への移行:二元性を超えて

レイヤー4では、全ての分離感が消え去ります。主観と客観、存在と非存在、自己と他者といった二元性が完全に消滅し、「ただそこにある」という統一的な現実のみが残ります。このため、個別の存在としての「私」という感覚も消え去り、全てがただ一体の現実として展開しているように感じられます。このような経験をファインダーは「絶対的な平坦さ」と表現することが多く、全てが分かちがたく一つであると感じます。

絶対的な現実:区別のない存在

レイヤー4における現実は、もはや自己や本質を含む概念すら超えたものです。レイヤー3で感じられるような万物に宿る本質や存在感もここではなくなり、ただ「それ」があるだけで、中心も境界も存在しません。「自己」や「私は存在する」という感覚も失われ、「無我」の概念すら不要になるほど完全な溶解が生じます。

完全な自由の感覚

レイヤー4を表すのに最も適した言葉は「自由」です。この自由は、単なる心理的な平穏や「苦しみからの解放」以上のもので、あらゆる条件や位置づけから解放された絶対的な存在そのものの自由です。自己や他者といった分離や位置付けがないため、レイヤー4での自由は根源的な解放であり、存在がありのまま現れる瞬間的なものです。

時間と因果律の認識もこの層では失われ、全てがただそこにあるだけで、順序や連続性はなくなります。このような感覚から、レイヤー4での自由は他のどの層とも異なる、比類なきものであるとファインダーは感じます。

レイヤー4の深まりと挑戦

場所4以降、ファインダーは自然とレイヤー4への深まりを体験し、他のレイヤーや以前の場所に戻ることが次第に難しくなります。特に、場所7に到達すると知覚はレイヤー4に根ざし、すべてが一体化した統一的な現実として認識されるようになります。レイヤー4における深まりは、感覚的には「空間も境界もない」完全な一体感をもたらし、「ただ存在している」というシンプルさが際立つのです。

場所ごとのレイヤー4のアクセス

レイヤー4の本質:経験を超えた存在そのもの

レイヤー4は、PNSEの旅の究極の到達点として、あらゆる二元的な概念を超越した体験をもたらします。ここでは現実が一体として自らを明らかにし、自己や対象のない純粋な現実として現れます。そのシンプルさと自己充足感は、言葉では表現しがたいものですが、ファインダーにとっては究極の「真実」であり、比類なき自由と平和がここにあります。