PNSEの旅において、場所5から9は、自己認識、感情、概念的な経験を超え、純粋で区別のない現実の体験に向かう深い進化を示します。これらの段階では、感覚知覚の通常の境界が徐々に消失し、世界の体験が根本的に変化していきます。

場所5:視覚の変化と内なる輝き

場所5に到達すると、ファインダーは視覚知覚の劇的な変化を報告します。物体が自ら光を放っているかのように輝き、自己発光しているように見えます。これは外部の光効果ではなく、むしろ、物体そのものが光で構成されていると感じる体験です。この視覚の変化は、外界の物体が独立した存在であるという信念を打ち破り、すべてが光でできているように感じられ、深い平安と永遠性が伴います。

場所6:感覚と運動の変化

場所6では、身体と神経系が新たな状態に適応する過程で「グリッチ」や一時的な機能障害が生じます。これには感覚や運動の乱れが含まれ、自己感覚が薄れる中で神経系が再調整されることによって生じます。この段階での感覚体験はさらに平坦化し、物体間の区別や空間の感覚が徐々に失われ、「区別のない現実」がますます優勢になっていきます。

場所7:宇宙が一つの不可分の現実として現れる

場所7においては、宇宙が唯一の不可分な現実として体験され、知覚を支配します。感覚知覚はまだ機能しているものの、背景に退き、現実そのものが完全に前面に出てくるように感じられます。次元性、つまり「空間」や「距離」の感覚が消失し、完全に平坦で時間のない現在の瞬間が残ります。この段階は、存在の最終的な体験であるように感じられ、絶対的で最終的なものとして捉えられます。

場所8および9:現実が感覚を通して自己を体験する

場所8および9では、区別のない現実の体験がさらに深まり、感覚系全体に浸透します。場所8では、現実が体の視覚システムを通じて「見ている」ように感じられ、宇宙が自身を体験しているかのようです。

場所9では、この変化が視覚に留まらず、身体全体と全感覚に拡張され、体が宇宙そのものの体験の媒体となるように感じられます。これらの段階では、通常の次元的な認識を超えた深いつながりが感じられ、場所9以降のさらなる深層の道への移行が示唆されます。

自由の道と人間性の道

この進行の中で、ファインダーは**自由の道(Path of Freedom)人間性の道(Path of Humanity)**という2つの異なる道を体験することがあります。自由の道では感情や個人のアイデンティティが戻らず、体験は純粋な区別のない現実へと深まっていきます。一方、人間性の道では、無個人的な愛やレイヤー3の特質が戻り、人生や人間的な温かさを感じる経験が可能になります。

場所5から9の各段階は、自己完結的で客観的な体験から、無限で一体となった存在の体験へと進化し、比類のない平安と充足感をもたらします。